世界的なエネルギー危機

リン

11月 11, 2021

今の世界において新型コロナウイルスのワクチン接種が徐々に広がり、景気回復でガスや石炭の需要の需要が増えていますが、供給はそれに追いついていない状態です。北半球の冬が近づき、一日も早く供給確保の課題を全力で解決策を講じています。

世界的なエネルギー危機

イギリスから中国まで、天然ガスや電力の不足は新型コロナウイルス禍で急減した需要が戻ってきた時期に重なっています。これまでも世界は不安定なエネルギー市場や供給逼迫に直面したことがありましたが、現在の状況がそれと異なるのは先進国では電気時代の幕開け以来で最も野心的な電力システムの改革が進んでいる一方で、再生可能エネルギーの貯蔵が容易ではないことが背景にあります。

今度の危機の要因の1つは、ガス不足です。昨年の冬季は気温が低い状態が続いたことで、電力需要は高止まりし、各国に貯蔵されているガスの量は大幅に減少しました。現在、冬の本格到来を前にガスを貯蔵する動きが活発化し、ガス価格が高騰しているのです。

世界的なエネルギー危機

また、アジア地域などでロックダウン後の経済復興の動きに合わせガス需要が増加していることも、ガス価格の高騰要因になっています。

それに加えて、欧州の天然ガスは41%がロシアから供給されています。この数カ月間、欧州からロシアに対しガス供給を増やすように働きかけが行われましたが、ロシア側はそれを拒否しました。欧州内ではこの動きが市場操作になるのと非難の声が上がっています。

この課題の長期解決策については、風力や水力によって生み出した電力をどう蓄えるかです。石油やガス、石炭とは異なり、こうした「グリーン水素」は水と強い太陽光と風さえあれば、世界のどこでも生産可能です。ただし、初期のグリーン水素プラントもまだ計画段階にあり、重工業や電力会社など潜在的な大手需要家は、この解決策が有効かどうかを検討しています。水素が世界のエネルギーシステムを支えるようになるとしても、それは何年も先の未来だろう。

世界的なエネルギー危機

冬の時期が差し迫る中、世界のエネルギー危機はどのような展開をみせるのか、注視が必要でしょう。

 

リン