ベトナム人スタッフとのコミュニケーション

Khanh Linh (カイン・リン)

7月 21, 2021

日系企業のベトナム進出がブームになっており、それに伴い専門知識も日本語能力も持っているベトナム人材を採用する意欲も高まっています。しかしながら、文化や働き方が異なることで、日本人のマネージャー達や社長達がベトナム人スタッフとのコミュニケーションがうまく取れないことも頻繁に起こるでしょう。

コミュニケーション上の問題は大まかに言うと2つがあります。それは、ビジネス日本語と報連相を行う意識です。

まずはビジネス日本語です。日系企業で働いたことがあるスタッフ以外、ベトナムで日本語学校に通ったスタッフはほぼ日常会話レベルまでしか勉強しなかったので、ビジネス場面でどのように適切に日本語で対応するのかわからない人が多いようです。「お疲れ様です」の代わりに「こんにちは」と何気なく挨拶してしまったり、社長を「社長さん」と呼んでしまったりすることはベトナムにおける日系企業のあるあるです。対策として、新入社員に対してビジネス日本語基礎の業界用語を教え、また仕事をしていく中で徐々に慣れていけば良いでしょう。

報連相に関しては、ベトナム人は自分で進めるほうが速いと思うので自己判断も多いという特徴を持っており、報連相を徹底できるまでかなり時間がかかります。報連相の定義や重要性を説明すること以外に、報連相を徹底するポイントを5W1H(What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、Why(なぜ)、How(どのように))というフレームワークで報連相が必要とするシナリオを具体的に描ければ伝わりやすいはずです。日本のような「本音」と「建前」の習慣がなく、ベトナム人は考えや意見をストレートに伝え、フィードバックもストレートに受け止める傾向があるので、言いたいことをはっきり言えば言うほど効果的です。

それに、ベトナム人は雰囲気が明るくちょっとわいわいする職場が好むので、たまに世間話をしたり、一緒にランチに行ったり、スナックやコーヒーをおごったりするなら人間関係が改善されるだけではなく、仕事へのやる気も起こさせます。

Khanh Linh (カイン・リン)

サイゴン出身・在住。市民ランナー(フルマラソンを挑戦中)。日本語で仕事しながら世界の知識を身に付け、ベトナム生活のあるあるを記事で共有したいと思います。よろしくお願いします!